URLってなに?

URLをよく分からない文字の羅列という解釈で終わらせていませんか?普段何気なく使用しているURLにもちゃんとした表記方法が定められています。

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【URLは何のためにある?】

まずURLとは、Uniform Resource Locator を略した言葉です。直訳すると「統一資源位置指定子」という意味になりますが、簡単に言えばインターネット上のデータやサービスを特定するための形式的な表示方法です。

私たちはホームページを閲覧する際、インターネットに接続していなければなりませんよね。ほとんどの場合、HTMLという種類のファイルをブラウザを使って開くことでWEBページを閲覧しているんです。
HTMLというファイルは、閲覧者のパソコンの中にあるわけではなく、インターネット上に存在しているんですね。そしてURLは、このファイルの場所を指定するために必要となります。

【URLの構成要素】

URLは大きく分けて5つの要素から構成されます。ひとつずつ解説していきます。

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プロトコル

URLの先頭に表記されているプロトコルとは、インターネット通信をする際に必要なルールのようなものです。

代表的なものには「http」と「https」があり、このふたつのの違いは通信が暗号化されているか否かです。「https」では通信を安全に行うために暗号化されており、悪意のある第三者によって通信内容が盗聴・改ざんされるのを防ぎます。

ドメイン

ドメインとは、インターネット上の住所と考えればわかりやすいでしょう。

地球上で同じ座標にふたつ家を建てることはできませんよね。これと同様に、インターネットの世界でも、同じ住所に複数のWebサイトを作ることはできません。

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コンピューターは、インターネット上の情報を「IPアドレス」という、座標のような数字だけの情報で認識しています。

具体的には、「000.00.00.00」のような数字で構成される文字列となります。現在は2の32乗通りのアドレスを表現することができます。

それらを人間が読み取りやすいように書き換えたものが、URLの中に含まれている「ドメイン」です。こちらは座標ではなく住所という感覚に近いです。

③ホスト

これもドメイン名の一種ですが、こちらはネットワーク上のコンピュータにつける識別子となります。ただし、101号室という部屋が色々なマンションにあるのと同じように、同じホスト名を持つコンピュータが複数のネットワーク内に存在することもあります。

一般的にホスト名は「World Wide Web」の略である「www」がよく利用されますが、自由に決めることができ省略することも可能です。

ディレクト

ディレクトリ」とは、サーバー内にデータを保管しておく場所(フォルダ)のことです。ドメイン名のあとにスラッシュ(/)に続けて表記され、後ろに表記されているものほど下位の階層であることを示しています。

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⑤ファイル

URLの末尾にはディレクトリ内に格納されているファイルが示されています。扱っているデータの種類によっては「.pdf」や「.jpg」などの拡張子がつくこともあります。

【まとめ】

URLとは、インターネット上のデータやサービスを特定するための形式的な表示方法。

URLは大きく分けて5つの要素から構成され、通信規格やインターネット上の住所、サーバー内に格納されているフォルダやファイルが示されている。